百聞は第六感にしかず

気がつくと12月も残り2週間ですね。
誰でもそうでしょうが、仕事が忙しくなると、逃避願望が働いて、仕事以外の別のことがしたくなります。部屋を片付けたくなったり、映画を見たくなったり、急に読書したくなったり・・・
気分転換に書店に行ったのが悪かったのでしょう。いつもだったら絶対購入しないはずの新書を3冊も買ってしまいました。その1つが「姜尚中の政治学入門」という書籍。姜尚中氏の論文は読んだことがありましたが、著書を自分で購入したのは、たぶんはじめてです。

姜尚中の政治学入門 (集英社新書)
姜 尚中
集英社
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もちろん、テレビなどのマスコミに登場することも多くなった姜尚中氏とは、どんな考えを持っているのかということに少しばかり関心があったことも影響しています。
入門書というタイトルのとおり、姜尚中氏の政治的な思考について理解できるというような本ではなく、戦後日本の歩みとこれからについて考えるための指標を与えてくれるガイド的な書物です。難解な言葉もなく、たいへん読みやすい構成になっているという点は評価できますが、内容的には物足りなさが残ります。新書ですから、期待してはいけないのかもしれません。
「百聞は第六感にしかず」
著者のあとがきにあった言葉です。「視覚偏重主義に走るメデイアの氾濫」という言葉とともに、印象に残っています。そして、この言葉は「表象」や「言説」という用語と結びついていくように感じました。
この本が出版されたのは2006年。あれから3年、「アメリカをローカル化する方法を発見する」作業は進んだのでしょうか?著者の評価とともに、続編が読みたい気持ちです。

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