原発事故と行政監視システムの在り方

2011年5月23日(月)午後一時から第四十三委員会室において参議院・行政監視委員会なるものが開催されました。内容は「行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査(原発事故と行政監視システムの在り方に関する件」。参考人は次の4名の方でした。
小出裕章氏(参考人 京都大学原子炉実験所助教)
後藤政志(参考人 芝浦工業大学非常勤講師)
石橋克彦(参考人 神戸大学名誉教授)
孫正義(参考人 ソフトバンク株式会社代表取締役社長)民放FMの放送によると、マスコミで取り上げたのは東京新聞だけだそうです。
誰がこの4名を選んだかは、参考人本人も把握できていないようです。(民放FM放送の中で行われた小出氏へのインタビューから判断すると・・・)
NHKすら取り上げなかったのですが、一般市民が知っていてもいいと思われることが多く語られていましたので、映像を紹介しておきます。
国会議員の発言はどうでもいいようなことばかり(失礼!)ですが、参考人の発言には有益な情報がたくさん在るように感じました(あくまでも個人的な意見ですが・・・)。
参議院USTREAM中継 脱原発への道 1/2

参議院USTREAM中継 脱原発への道 2/2

なお、2011年3月の福島第一原発での事故を受けて、京都大学原子炉実験所助教である小出裕章先生のこの事故に関する情報発信を一覧できるサイトもあります。こちらも有益な情報が多いですよ!
100年後、私たちのほとんどは地上にはいません。だからといって、刹那的な生き方が許されるのでしょうか?今さえ良ければいいと持っている人はいないのかもしれませんが、そのように考えているとしか思えないような決断をしていることが情けなく思えます。
あのような体験をしたのにもかかわらず、最悪のことを想定する防災意識がなかなか高まらないのはなぜなのでしょうか?この狭い国で生きるためには「あいまい」であることが必要だったかもしれませんが、それで防災はできませんよね・・・