Steve Jobsの死

2011年10月6日

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帰宅してからこの事実を知りました。Appleのサイトにアクセスしたら、”Steve Jobs 1955-2011”という表示が・・・
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そしてさらにクリックすると、メッセージが書かれたサイトが表示されました。いつかはそうなると思っていましたが、なんか虚しい気持ちになっています。誰でも死から逃れることはできないことはわかっていてもです・・・
多くの人と同じように、私にとってはMacintoshというコンピュータとともに、Steve Jobsという人物は特別な存在でした。しかし、Macintoshは高価でなかなか購入できず、しばらくは実用性を重視して、国産PCを買い続けていました。私が、ようやく憧れのMacintoshユーザーになれたのは1990年のことでした。
この時、Steve Jobsは、すでにAppleコンピューターを辞任し、NeXTを創業していました。
購入したばかりの頃は、実用性や安定性を考えて冷静に評価すると、私個人にとっては、Macintoshはあまり使いやすいコンピュータと言える存在ではありませんでした。しかし、グラフィックユーザーインターフェースによる操作性は抜群で、ハイパーカードというアプリケーションソフトの魅力とともに、一つ先の「未来」を感じることができました。そのことから、私にとってMacintoshは単なる道具としてコンピュータ以上の存在になっていたのです。
ありがとう!Steve&Apple
そう言えば、スタンフォード大学で行った有名なスピーチの中で、Steve Jobsが「死」について語っている箇所がありました。この言葉を通して、特別な存在だったSteve Jobsという人物の死を追悼したいと思います。そして、また自分の人生を歩んでいきたいと思います。「自分自身の心と直感に素直に従い、勇気を持って行動する」ことを忘れないで・・・

“自分がもうすぐ死ぬ状況を想像することは最も大切な方法です。私は人生で大きな決断をするときに随分と助けられてきました。なぜなら、他人からの期待、自分のプライド、失敗への恐れなど、ほとんど全てのものは…死に直面すれば吹き飛んでしまう程度のもので、そこに残るものだけが本当に大切なことなのです。自分もいつかは死ぬと思っていれば、何か失うのではかないかと危惧する必要はなくなるので、私の知る限りの最善策です。失うものは何もない。思うままに生きてはいけない理由はないのです。
・・・中略・・・
君たちが持つ時間は限られている。人の人生に自分の時間を費やすことはありません。誰かが考えた結果に従って生きる必要もないのです。自分の内なる声が雑音に打ち消されないことです。そして、最も重要なことは自分自身の心と直感に素直に従い、勇気を持って行動することです。心や直感というのは、君たちが本当に望んでいる姿を知っているのです。だから、それ以外のことは、全て二の次でも構わないのです。”

*スピーチの翻訳は「我ら、地域の仕掛け人!」サイトを参考にしています。ありがとうございます。