『理系のためのクラウド知的生産術』を再読してブログ内容を再考

『理系のためのクラウド知的生産術』を再読してブログ内容を再考

2013年8月31日

夏期休暇も終わり、また忙しい毎日が再開しました。

独自ドメインを取得し、レンタルサーバーに移行したブログもなかなか更新できない日が続いています。bloggerで運営していた時は、記事を更新していなくてもそれなりにサイトを閲覧してくださる方がいたのですが、今は更新しないと閲覧者は激減してしまいます。

さて、今日は久々に休日です。時間があったので、少し書棚の中を整理していたら、ブルーバックスの『理系のためのクラウド知的生産術』が目に留まったので、なんとなく読み返してみました。

GoogleサービスやDropbox、Evernote、Mendeleyなどを活用しながら、自由に使える時間を生み出す方法が具体的に紹介されていて、研究者ではなくても参考になります。

今回、読み返してみて、僕が書いているブログの内容について振り返る文章と出会うことができました。それは、本書の「第6章 時間も空間もこえるコラボレーション術 8節 研究を発表するブログを始める」の中にあった次の文章です。

あなたが、たとえば自分の研究テーマを扱うブログを開設したとします。専門の細分化が進んだ今日、あなたとまったく同じテーマのブログは世界中を探してもほとんど存在しないことでしょう。これは独特な価値を世の中に提供していることと等しいのです。

これまで、自分のブログをたくさんの人に読んでもらえるようなブログにしたいと考えていました。そのため、自分のブログ記事が他の方が書かれたブログから得られる情報を二次的に利用しているだけの薄っぺらな内容になってしまうこともありました。もちろん、自分のメモとして、こうした情報を記事にすることは無駄ではありませんし、自分にとっても有益な場合があります。でも、そうした情報の大半は僕が書かなくても、他のサイトから得ることができるのです。

再読をしながら、やっぱり自分が書くブログ記事は、自分しか書けないような内容にしていこうという思いが強くなってきました。これから記事を書く時は、そんな視点を大切にしていこうと思います。

そういえば、Twitterで有名になった津田大介氏は、リツイートする時にも必ず自分のコメントを付け加えると語っていたような気がします。これからも引用がまったくなくなることがないと思いますが、少しずつ独自性の割合を高めていくつもりです。