地理的イメージを再考

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授業を通して育成される地理的イメージ(地理学的想像力)に関して「地理的分野の学習内容と場所イメージ」という記事を書きました。

私たちが持つ地理的なイメージは、帰属する集団の世界観や個人的な経験の影響によって、どうしても偏ったものになりがちです。そのことに注意して情報を与えたとしても、そこから描き出される地理的イメージが、現実とは異なったものになってしまう可能性は少なくありません。こうした問題の存在を考慮すると、公民的資質を育成する社会科では、地理的分野の学習でも地理的イメージの形成だけでなく、その偏りの存在に気づかせるという学習に取り組むべきではないかという主張を書いた記事です。

先日、その記事の内容に関連する論考を読むことができました。それは、次の書籍の第1章となっている『地政学と言説』(執筆者:高木彰彦氏)です。