はじめに:なぜApple Watchを購入したのか
Apple Watchを購入して半年が過ぎました。正直なところ、興味がなかったわけではありませんが、これまで購入しようという気持ちにはなりませんでした。なぜなら、愛用していたチタン製の電波時計で十分だったからです。
チタン製電波時計の優れた点は以下の通りでした:
- 軽量で装着感が良い
- 汗に強く、スポーツ時も安心
- 金属アレルギーになりにくい
- 時刻合わせが不要
これらの機能で十分満足していましたが、最終的にApple Watchを購入した最大の理由は「健康維持」でした。特に1日の歩数と睡眠時間の正確な記録を取りたかったのです。iPhoneでも同様の機能はありますが、常に持ち歩いたり、枕元に置いたりするのが面倒でした。Apple Watchなら腕につけておくだけで、しかもiPhoneよりも正確に記録できると考えたのです。
購入後の生活意識の変化
歩数への意識が劇的に変化
Apple Watchを使い始めてから、1日の歩数をチェックする回数が明らかに増えました。目標値より少なくなりそうな日は、意識的に歩いて移動する量を増やすようになりました。その結果、歩数が少ない日はほとんどなくなりました。
睡眠の質への関心が高まった
睡眠については、時間数だけでなく睡眠の質も気になるようになりました。睡眠記録アプリのサマリーで「睡眠の評価100%」になった時は大きな達成感を味わえました。このことが励みとなり、睡眠日誌は書いていないものの、前日夜の生活の様子を振り返るようになりました。
心臓の健康への新たな関心
購入当初には考えていなかった大きな変化として、心臓のことを気にするようになったことが挙げられます。私は過去に心房細動と診断されたことがあり、Apple Watchの心房細動履歴を記録してくれる機能に驚きました。これは予想外の嬉しい発見でした。
使い始めて便利に感じたこと
健康管理以外でも、Apple Watchを使い始めて便利に感じたことがいくつかあります:
- 通信機能:電話やメッセージにすぐに応答できる
- ナビゲーション:道案内で左折や右折のタイミングを振動で教えてくれる
- 座り過ぎ防止:立ち上がることを促してくれる機能
これらの機能は日常生活の質を確実に向上させてくれました。
気になっている点・改善してほしいこと
皮膚への影響
手首にセンサーの跡が残ったり、かぶれができたりしました。センサーがきちんと機能するようにきつめに装着していた結果だと思い、長時間の装着を避けたり、適度に緩めて装着したりするようにしていますが、まだ根本的な対策にはなっていないと感じています。
操作性の課題
私にはwatchOSがまだ使いにくく感じられます。個人的には、iPhone(iOS)と同じように左右スワイプでアプリ選択ができるようになってほしいという思いがあります。
まとめ:Apple Watch半年使用の総評
Apple Watchを半年使用した結果、以下のような変化と感想を得ました:
良かった点
- 健康への意識が大きく変化し、歩数や睡眠の質を改善できた
- 日常生活で便利に感じる場面が多数あった
- 予想外の健康管理機能(心房細動記録)に満足
改善してほしい点
- 長時間装着による皮膚への影響
- watchOSの操作性
総合的に見ると、健康管理を重視する方にはApple Watchは非常に有効なデバイスだと感じています。皮膚への影響や操作性の課題はありますが、それを上回るメリットがあったというのが半年間の使用感です。

