気になっている「大西配列」という特殊なキー配列の習得に挑戦しようという思いが強くなってきています。そこで、生成AIに個別練習計画を作成してもらうことを考え、実行してみました。
生成AIはまだ完璧ではありませんが、明確な目標がある学習において客観的なアドバイスを提供するツールとして、想像以上に有用でした。特に、自分では気づかない練習のポイントや効率的な学習手順を提案してくれる点が印象的でした。ただ、更新前の記事で紹介した計画案では、大西配列ではないキーレイアウトをもとにしていたので、そこは修正してもらいました。
この記事では、AIが提案した「大西配列」習得のための具体的な練習計画を紹介しています。タイピングスキルの向上を目指している方や、新しい学習方法を模索している方の参考になれば幸いです。
【事前準備】
環境設定
- IME設定: Windows/Macの設定で大西配列を追加
- 練習サイト: マイタイピング(大西配列練習)をブックマーク
- 参考資料: 大西配列の配置図を印刷して手元に置く
- 目標設定: 3ヶ月でブラインドタッチの基礎習得
練習の基本ルール
- 絶対にキーボードを見ない(最初は間違えても良い)
- 速度よりも正確性を重視
- 毎日継続(5分でも良い)
- 疲れたら休憩(指の負担を避ける)
3ヶ月習得プログラム(修正版)
第1週:ホームポジション徹底
対象キー
- 中段全10キー:E, I, A, O, -, K, T, N, S, H
練習内容
- Day 1–2:指ごとにホームポジションを5分保持(見ずに置けること)
- Day 3–4:中段10キーを1文字ずつ10回ずつ単打
- Day 5–7:二文字組み合わせ練習(AI, O-, KS, TH, HI など)
第2週:上下段キーマスター
対象キー
- 上段:Q, L, U,’,’, . , F, W, R, Y, P
- 下段:Z, X, C, V, ; , G, D, M, J, B
練習内容
- Day 8–10(上段)
- 左右列4・5→中段交互練習(U⇄O, ,⇄- , .⇄K など)
- 右手列6・7(F⇄K, W⇄T)、同列7⇄8(W⇄N)も含む
- Day 11–12(下段)
- 列4・5⇄中段交互(V⇄O, ;⇄-)、右手列6⇄中段8(G⇄N)、列7⇄8(D⇄M)
- Day 13–14:3〜5文字ランダム単語相当の反復
第3週:頻出文字・単語定着
対象
- 助詞・語尾/頻出ローマ字:no, wa, ga, ni, de, te, o
練習内容
- Day 15–17:各単語を20回ずつ連続入力
- Day 18–19:二文字語(kore, desu, masu 等)
- Day 20–21:挨拶文(ohayou, konnichiwa, arigatou)5–10文字
第4週:短文入力
対象
- 句読点・記号入り10–20文字文
練習内容
- Day 22–24:例文「kyouha ii tenki desu.」「watashi wa oonishihairetu wo renshuu shiteimasu;」
- Day 25–26:疑問文・感嘆文(?,! はQWERTYと同じ位置想定)
- Day 27–28:メール冒頭/日記形式短文
第5週以降:日常運用と速度向上
- 毎日15–20分:マイタイピング等で全キー混在練習
- 速度測定:e-typing・寿司打で進捗チェック
- 実践投入:ブログ執筆やチャットで大西配列使用
週間チェックポイント
期間 | 目安 |
---|---|
1週間後 | 中段10キーを90%以上の正確率で打鍵 |
2週間後 | 上下段含む3–5文字単語を正確に入力 |
1ヶ月後 | 10–20文字の句読点入り短文をスムーズに入力 |
2ヶ月後 | メール・メモ等実用文章をストレスなく作成 |
3ヶ月後 | ブラインドタッチ習得完了、通常入力で大西配列使用可 |
【進捗チェックポイント】
1週間後
- [ ] ホームポジションを見ずに置ける
- [ ] 基本8文字を正確に打てる
2週間後
- [ ] 上下段を含む全キーの位置を把握
- [ ] 簡単な単語(3-5文字)を打てる
1ヶ月後
- [ ] 短文(10-20文字)をスムーズに入力
- [ ] QWERTY使用時よりもミスタッチが減っている
2ヶ月後
- [ ] 実用文章の入力が可能
- [ ] 1分間に50文字程度の入力速度
3ヶ月後
- [ ] ブラインドタッチが基本的に完成
- [ ] 日常的な文章作成で大西配列を使用
【挫折防止のコツ】
- 完璧を求めない: 80%の正確性で次に進む
- 比較対象を明確に: 「昨日の自分」と比べる
- 小さな成功を記録: できるようになったことを書き出す
- 休息日を作る: 週1日は練習しない日があっても良い
- 実用開始を早めに: 2週間後には簡単なメモで使い始める
継続のコツ・トラブルシューティング
- 80%の正確性を維持しつつ徐々に速度UP
- 進捗記録でモチベーション維持
- 週1休息で指をリフレッシュ
- 特定指の習熟不足→該当キーを50回反復
- 同じミスには→ミス語句を10回正確連打
この計画は目安です。あなたのペースに合わせて調整してください。重要なのは「継続すること」と「正確性を重視すること」だそうです。