ここ5年以上、私はREALFORCEというキーボードを愛用しています。「これなら正確なタイピングができる」と考えて使い始めましたが、思ったような成果は得られていません。
どんなに高価なキーボードを使っても、タッチタイピング(ブラインドタッチ)が身についていなければ意味がない…という現実に直面していたのです。
さらに音声入力も試みました時期もあります。しかし、滑舌や周囲の環境に左右されることがわかり、これも断念しています。
効率的な文章作成ができればいいという思いはなくなってはいませんが、「しばらくはこのままの状況で仕方ない」と諦めかけていました。
ある記事が目に留まった・・・
何気なくRSSリーダーを眺めていたある日、とあるキーボード記事が目に留まりました。普段からキーボードの情報収集はしていましたが、今回はなぜか胸に響くものがあったのです。
その記事で初めて知ったのが「Keychron Q15 MAX」というモデルでした。キーボードブランドとして知名度の高いKeychronですが、この機種の詳細までは把握していませんでした。
1週間で覚えられるという衝撃
記事には次のような体験談がありました。
30年もできなかったタッチタイピングが、Keychron Q15 MAXを使ったら1週間でできるようになった
長年悩み続けた筆者の言葉は、まさに自分に重なりました。そして、「これなら私も変われるかもしれない」と前向きな気持ちが生まれました。
なぜ一般的キーボードとQWERTY配列は難しいのか
記事では、従来のタッチタイピング習得が難しい根本的な理由が明確に説明されていました。
物理配列「ロウスタッガード配列」の問題
多くのキーボードで採用されているのはロウスタッガード配列です。これはタイプライター由来の設計で、キーが横にずれて並び、指を横に大きく動かす必要があります。本来の指の動きとは違うため、自然なタイピングが難しくなります。
論理配列「QWERTY」の非効率さ
QWERTY配列では頻繁に使うキーが押しにくい場所に配置されており、手がホームポジションから離れがち。視線も下がってしまい、いつまでたってもタッチタイピングが身につかない原因になっています。
タッチタイピングを習得する近道
近道1:物理配列を「オーソリニア(格子)配列」にする
この記事で示されていた近道となる方法の1つ目は、物理配列「ロウスタッガード配列」ではなく、キーが縦横きれいに格子状に並ぶ「オーソリニア配列」という物理配列を採用するというものです。
この「オーソリニア配列」という物理配列の利点は以下の通りだそうです。
- 各指ごとに押す範囲が明確
- キーの位置が直線的で把握しやすい
- ホームポジションを維持しやすいので自然なタッチタイピングができる
この物理配列のキーボードを使うことで、物理配列「ロウスタッガード配列」のキーボードを使用した際の「指を横に大きく動かす必要がある」という問題を削減することができます。
近道2:論理配列を「大西配列」にする
近道となる方法の二つ目は論理配列を「大西配列」に移行することです。調べてみると、「大西配列」とは、ローマ字による日本語入力を徹底的に分析し最適化されたものだそうです。
そして、以下のような実績があるそうです。
- 指の移動距離 52%削減
- 同じ指の連続利用 88%削減
大西配列に移行した結果、QWERTY配列によるストレス・非効率が解消され、長時間のタイピングでも疲れにくくなったと感じている方が多いということです。
なぜ「Keychron Q15 MAX」がベストなのか?
Keychron Q15 MAXは「オーソリニア配列」を採用しています。市販されているモデルで「オーソリニア配列」を採用している珍しいキーボードであることが、まず第一の理由となります。
また、Keychron Q15 MAXはキー配列の切り替えがソフトウェアから簡単にできるので、大西配列への移行もスムーズにできるということが第二の理由です。
Keychron Q15 MAXを使えば、オーソリニア配列と大西配列の合わせ技によって、これまでにないナチュラルなタッチタイピングが実現というわけです
Keychron Q15 MAXの物理配列「オーソリニア配列」と大西配列の論理配列を組み合わせることで、以下の相乗効果が得られるのです。
- 指の動きが自然で負担が少ない
- 頻出キーが押しやすくタイピング効率が大幅アップ
- カスタマイズ機能も充実、高度な最適化が可能
- ホームポジションを維持したまま、視線移動も最小限に
まとめ ~長年の悩みを乗り越えて~
RSSリーダーで偶然発見した記事が、私の長年の悩みを解決する糸口となりました。「1週間足らずで完全にタッチタイピングを習得することに成功した」という体験談は、同じような悩みを抱える私にとって、まさに希望の光でした。
オーソリニア(格子)配列のKeychron Q15 MAXと大西配列に設定できるKeychron Q15 MAX。この組み合わせが、長年の入力効率の悩みを解決する鍵となるかもしれません。
Keychron Q15 MAX。気になるキーボードです。