Apple Watchユーザーの方に、とびきりのビッグニュースです
本日2025年12月4日、Appleがついに日本国内でも「高血圧パターンの通知」機能の提供を開始したと発表しました。
海外ではすでに先行して提供され話題になっていたこの機能。「日本でも早く使えるようになってほしい！」と心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか？
今回は、この新機能で一体何ができるのか、どの機種で使えるのかを分かりやすく解説していきます。
そもそも「高血圧パターンの通知」って？
「えっ、Apple Watchで血圧が測れるようになったの？」と思った方、少しだけ違います。
この機能は、腕を圧迫して血圧そのものを数値で測る（カフ式のような）ものではありません。Apple Watchの裏側にある「光学式心拍センサー」を使って、心臓の鼓動に対する血管の反応パターンをバックグラウンドで分析してくれる機能です。
私たちが普段通り生活して寝ている間に、Apple Watchがデータを蓄積。30日間のデータを分析した結果、「高血圧の状態が続いているパターン」が見られた場合に、手首に通知を届けてくれるのです。
なぜこの機能がすごいの？
高血圧は「サイレントキラー（沈黙の殺人者）」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま進行してしまうことが最大のリスクです。
「自分は健康だから大丈夫」と思っていても、知らず知らずのうちに血管に負担がかかっていることがあります。Apple Watchを身につけているだけで、こうした「隠れ高血圧」の兆候に気づくきっかけをくれるというのは、健康管理において非常に画期的なことです。
もちろん、これは医療診断ではありませんが、「通知が来たから一度病院で診てもらおうかな」という行動につながるだけで、将来の大きな病気を防ぐ第一歩になりますよね。
対応機種は？
この機能を利用するには、以下のモデル（およびそれ以降の機種）が必要です。
- Apple Watch Series 9
- Apple Watch Series 10、Series 11
- Apple Watch Ultra 2、Ultra 3
これらのモデルをお持ちで、iPhoneとApple WatchのOSを最新バージョンにアップデートしていれば利用可能です。
設定はiPhoneの「ヘルスケア」アプリから
使い方はとても簡単です。iPhoneの「ヘルスケア」アプリを開いて、セットアップ画面から機能をオンにするだけ。あとはApple Watchを装着して過ごしていれば、自動的にデータを収集・分析してくれます。
これまで「睡眠時無呼吸の通知」や「心房細動の履歴」など、命に関わる機能を提供してきたApple Watch。今回の「高血圧パターンの通知」も、私たちの健康寿命を延ばしてくれる心強いパートナーになりそうです。
対応モデルをお持ちの方は、ぜひ今日から設定をオンにして、ご自身の体の声に耳を傾けてみてくださいね！
