
By: Kārlis Dambrāns
iOS上で使えるサードパーティ製メーラーとしてSparkとAirmailが注目されています。私も、iPhoneにインストールして使ってみました。
無料で使えるSparkと有料で提供されているAirmailを比較するなんて意味がないことだ考えていました。でも、実際に使ってみると、日本語環境ではSparkの方がまだ使いやすいということがわかりました。
もちろん、今後のバージョンアップで状況は変化していくと思いますが、とりあえず記事にしておきます。
SparkとAirmail
Sparkを開発したのはReaddle社。Sparkの他にもCalendars5やScanner Proなどの人気アプリを開発した会社です。このSparkも、App Store の 「BEST OF 2015 今年のベスト」に選出されています。Sparkは、高機能であり、しかもカスタマイズがしやすいことが人気の秘密だと思います。最近、日本語にも対応しました。
Airmailの開発元はBloop S.R.L.社。はじめて聞く名前でよくわかりませんが、サイトで確認すると本拠地はイタリアにある会社みたいです。Airmailの魅力も高機能であることと、ユーザーの好みに合わせた多様なカスタマイズが可能であることだと思います。こちらも、日本語対応ということになっています。
Airmailの弱点
Sparkは無料なのに、Airmailは有料だということもユーザー視点で考えれば弱点と言えなくもありません。しかし、有料であっても、コストパフォーマンスが高ければ、ユーザーは納得するはずです。
私にとってAirmailの弱点は別のところにあります。それは、メール作成の時に、宛先を入力する時に感じる不都合です。Airmailは日本語に対応していることになっていますが、日本語でメールの宛先を検索することがまだできないのです。
返信の場合は、そのまま宛先にアドレスが入力されるので問題はありません。問題が発生するのは、新規にメールを作成する場合です。
もちろん、アルファベットで宛先を検索することはできます。でも、メールアドレスをそのまま覚えている人はそんなに多くないはずです。私の場合は、頻繁にメールのやりとりをしていない方のアドレスはまったく覚えていません。
そのため、その方の名前から検索できることが、メーラーとして使用条件になっています。残念ながら、現状Airmailは、この条件をクリアできていないのです。
日本人の方についても、「連絡先」にローマ字で登録すれば、アルファベットで宛先を検索することができるようになります。でも、日本人の名前ぐらいは漢字や平仮名・カタカナで日本語表記のまま登録しておきたいですよね。
日本語環境でも使いやすいSpark
こんなAirmailに対して、Sparkは名前を漢字で検索しても、それにマッチするアドレスを検索してくれます。平仮名で「連絡先」に登録した方については、平仮名検索も可能です。
日本語を使う自分にとっては、とっても便利な機能がSparkには備わっています。ところが、Airmailの場合は、まだできません。これが、日本語で使用したい私のようなユーザーにとってのAirmailにおける弱点となります。
まとめの一言
日本語対応となっている二つのサードパーティ製メーラーですが、現状ではSparkをオススメします。
ただし、人名の日本語表記にこだわらない方や、送信相手がアルファベット表記だけの方、そして使いやすい受信専用メーラーを探している方は除きます。こういった方は、Airmailを使っても、私のように使いにくさを感じることはありません。
今後のバージョンアップに期待しています。