私景観の鏡像

2011年9月27日

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iPhone 4で撮影
夕方、久々にゆっくりと夕焼け空を眺めることができました。この景色を日常生活の中で見ることができるようになって今年で3年目を迎えます。初めてこの景色を見た時に、子どもの頃に実家から眺めていた山の稜線が鏡像になって見える事に気づきました。その時は、なんか別次元の生活世界に来てしまったような不思議な気持ちになったことを覚えています。
あれから2年半。現在の生活世界も少しずつ当たり前に思えるようになってきています。しかし、改めてこの山々の稜線を眺めると、またあの時のなんとなく悲しい気持ちになってしまうから不思議です。
この稜線の裏側で、私は生まれ、その空間で人生の半分以上の時間を生きてきました。私にとっては特別な空間が、この稜線の向こう側にまだ残っているはずです。
それにしても山々が自然的な境界線として機能する力、そして人間社会に与える影響力って大きいですね。そんなことまで考えさせてくれる夕焼けでした・・・