日本地図センターから、iPhoneアプリがリリースされていました。東京23区や川崎/横浜/浦安/和光/川口の一部の古地図が参照できるiPhoneアプリ「東京時層地図」です。
収録している地図は明治時代から昭和35年頃までの5種類の古地図で、数値地図5メートルメッシュを利用した標高表示もできるそうです。もちろん、Googleマップを使えば、現代の地図や航空写真もアプリ内で参照できます。
iPhone4のRetinaディスプレーとiPadには、まだ未対応みたいですが、たぶんそのうち対応するでしょう。これを、iPhoneに入れて歩けば、毎日新しい発見ができそうですね。もちろん、趣味だけでなく、小/中/高校の授業や都市を対象にした研究や巡検にも活用できると思います。
ご存知の方もいるかもしれませんが、埼玉大学の谷謙二先生が「時系列地形図閲覧ソフト『今昔マップ』」を開発配布しておられます。こちらはのバージョンは、すでに2.01となっています。表示する古地図の種類も多く、中京圏や京阪神圏のデータも閲覧できるようになっている優れものです。
私個人としては、これから「東京時層地図」と「今昔マップ」のようなソフトがさらに充実していくことを期待します。日本地図センターに古地図コピーを注文しなくても、全国の主要都市(できれば、全国)で古地図閲覧が簡単にできるようになればいいですね。特に、山形市版があるといいなあ・・・
↑(財)日本地図センターHP http://www.jmc.or.jp/app/iphone/tokyo/index.htmlより