今頃と言われそうですが・・・
株式会社TBMの山崎敦義社長とSpiber株式会社の関山和秀代表を特集したテレビ東京系報道番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」をようやく見ることができました。
山形県鶴岡市に本社を構えるSpiber(スパイバー)のことは前から知っていました。これまでの研究者が成し遂げられなかった人工クモ糸の量産化に挑んでいることで有名な会社です。
でも、この番組を見るまで、株式会社TBMのことは知りませんでした。
台湾のストーンペーパーのことは聞いたことがありましたが、LIMEX(ライメックス)という商品が日本で製造されていることは初めて知りました。
できることで、まだやっていないことはないか?
番組の中で、関山和秀代表がこんな内容のことを話していました。
誰でも悩み事があると、ついそのことについて考え込んでしまう場合があります。でも、ただ考えているだけでは、その悩みみをなくすことはできません。
そんな時、大切なことは、とにかく行動することです。
運が良ければ、その行動によって、悩みを作り出している状況を改善できる可能性があります。また、たとえ改善できなくても、行動することに意識を向ければ、悩みを軽減することはできるはずです。
二人の共通点
番組の中で、インタビュアー村上龍氏は、株式会社TBMの山崎敦義社長とSpiber株式会社の関山和秀代表の経歴に共通点があると語ります。
村上龍氏が語るその共通点とは
二人とも受験勉強をしていないこと
です。
山崎敦義社長は中学校卒業後、大工見習いの道へ。その後、20歳で中古車販売業を起業し、30代でTBMを設立しています。また、関山和秀代表は、慶應義塾幼稚舎からエスカレーターで大学まで進学し、博士課程在学中Spiber株式会社を設立しています。
関山代表の場合は、慶應幼稚舎に入るために「お受験」があり、大学院に入る時も試験はあったはずなので、厳密に言うと違うのかもしれません。
ただ、このことに関しては、ご本人が次のように語っていることを紹介しているサイト記事がありました。
その結果、次のような理論に辿り着いたというのです。
受験勉強に追われていたら、そんなことを考えている暇がなかったでしょうから一貫校で非常にラッキーでした。幼少期に勉強そっちのけで考えに考え抜いたことが、今でも私の考え方の軸となっています。
受験勉強によって身につけられる知識や体験は無駄ではありません。でも、そのことによって貴重な時間が奪われているとしたら、それは悲しいことです。だって、こんなすごいことに辿り着くんですよ・・・
反対意見もあるでしょうが、自分で考えた結果として、こうした理論を見出すなんて私は素敵だと思います。
この山崎敦義社長や関山和秀代表の共通点は、単に偶然なのかもしれません。しかし、大学入試制度のあり方が再考されている今だからこそ、検証している価値があるのではないでしょうか?
学びたい人がいつでも学べるような教育制度が確立できたら、社会にとって有益なベンチャー企業がさらにたくさん設立されることになるでしょう。そんな未来になったらいいなぁ・・・
LIMEX(ライメックス)で名刺をオーダーしてみようかな・・・
Spiber株式会社
株式会社TBM