親指シフトは効率よく日本語入力を行う方法の1つです。今回は、この親指シフトをiOS上でも可能にするエディター開発のニュースに関するお話です。
みなさんは、親指シフトを使ったことはありますか?
富士通のワープロであったオアシスに親指シフト入力ができるタイプがあり、効率的な日本語入力が可能であったことから人気がありました。しかし、文書作成がワープロではなくPC上で行われるようになったからは、対応するキーボードの入手が難しかったり、それを可能にするソフトウエアが高価だったりしたために、しだいにマイナーな存在になってきていました。
その後、パソコン上で日本語の長文を作成する必要がある人たちを中心に、この親指シフト入力の効率性が再び注目されるようになり、今では、Windowsだけなく、Mac上でも親指シフト入力を行うことがきるようになりました。しかも、それに必要なソフトも無料で提供されています。
ありがたいですね。
また、今年に入ってからは、JIS配列のキーボードでも親指シフト入力がしやすくなるようにしてくれるOrz layoutも発表され、純正キーボードを使わなくても親指シフト入力がしやすい環境が作れるようになっています。素晴らしいですね。
もちろん、Androidでも親指シフト入力ができます。でも、残念ながらiPhoneやiPadではできないという状況が続いていました。そのため、親指シフトにこだわるiOSユーザーは、親指シフト入力に対応したポメラDM100で入力した後に、そのデータをiOS機に送るという面倒な手続きを行ったりしていました。
そんな時、こんなニュースが流れてきました。
なんかしらんけど親指シフトキーボードのエディタができた。 pic.twitter.com/RQndPbo0M1
— kishikawa katsumi (@k_katsumi) October 5, 2013
なんとATOK Pad for iOSと同じような形式で親指シフト入力環境をiOS上で提供してくれるエディタを作った方がいたのです。
本当にスゴイ!
まだα版の段階だそうで、これから親指シフトユーザーの方々に試用していただきながら完成度を高めていくことになるということです。また、当面はiPad上での使用を前提とした開発になるとのことです。
正式版が完成するのを楽しみに待ちたいと思います!