先日、auからUQ mobileにMNPで乗り換えてきました。
格安SIMを提供している仮想移動体通信事業者(MVNO、Mobile Virtual Network Operator)は主要なものだけで25社ほどあるそうです。そうした数多あるMVNOから、乗り換え先としてUQ mobileを選択してしまった経緯を簡単にまとめておきたいと思います。
単に通信費を安く抑えることを目的にした乗り換えではなく、nano-SIM と eSIM を使ったデュアル SIMにも興味があったので、少々悩んでしまったというお話です。でも、最終的にUQ mobileを選択したことはいい判断だったと考えています。
ちなみにMNPとは、Mobile Number Portabilityの略で、電話番号そのままで他社の携帯電話会社を利用できる制度(携帯電話番号ポータビリティ)です。
楽天モバイルで新規契約つもりだった
最初はauを解約しないで、対象エリアが広がってきている楽天モバイルで新規契約しようと考えていました。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵでは、データ利用量が1Gバイトまで無料な上に、Rakuten Link アプリを利用すれば国内通話も、かけ放題になるのはとても魅力的だったからです。しかも、まだプラン料金も3カ月は無料なんです。調べてみたら、契約事務手数料も無料でした。
auとデュアル回線化すれば、携帯料金はそのままで、国内通話も無料で、3カ月はデータ無制限という環境を手に入れることができます。
ということで、楽天モバイルでデジタルSIMであるeSIMを契約することを考えたわけです。
ところが、この計画には課題がありました。それは、iPhoneをeSIM対応機種に機種変更しなければならないということです。nano-SIM と eSIM を使ったデュアル SIM に対応しているのは、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降のiPhoneだけです。
その時、使っていたのはiPhone 8 Plusでしたので、その機種のままではデュアル SIMにはできません。
そんな中、楽天モバイルからお得にiPhone 12を購入できることをネットで知りました。仕事からの帰り道、量販店にある楽天モバイルに立ち寄りました。目的は、iPhone 12の在庫を確認することです。とりあえず希望する容量の在庫を確認できたので、そのまま格安スマホ売り場をしばらく見ていました。
すると・・・
MNP候補はUQ mobileではなく日本通信
楽天モバイルの契約とともに、もう一つ考えていたことがあります。それは、au回線をMVNOにMNPすることです。
候補は、新料金プラン「合理的みんなのプラン」の提供を開始した日本通信。利用料は月額1390円で、月間通信量は6GB、70分の無料通話が付きます。5Gは非対応ですが、対応エリアはまだ限られちるので問題なしです。
docomo回線というのも魅力です。山間地に行くと、docomoはつながるのに他社はできないという場所がまだ少なくないからです。(まぁ、近年は山間地に出かけることもかなり少なくなってきているのですが・・・)
UQ mobileでiPhone 11購入を考えはじめる
勤め帰りの量販店での話の続きです。
楽天モバイルで在庫確認した後、そのまま格安スマホ売り場をしばらく見ていました。すると・・・
UQ mobileでiPhone 11の64GBモデルがなんと49,680円という格安で販売されていました。容量が少ないのは気になりましたが、256GBモデルだと62,640円と比べると、かなり安価。しかも、旧モデルとはいえeSIMにも対応しています。
楽天モバイルでiPhone 12を購入してしまうと、10万円ほどの支出になります(20,000ポイント還元されますが、それでも8万円ほどの支出になってしまいます)。
今年の秋頃には、また新しいiPhoneが発表されるでしょう。この価格差を考えると、この時期に最新モデルを購入するのはどうかという気持ちになってきました。
というわけで、楽天モバイルでの新規契約とiPhone購入は見送り、UQ mobileに乗り換えてiPhone 11を購入することを考え始めました。
他にもあったUQ mobileの魅力
帰宅後、UQ mobileについて調べてみたら、iPhone 11の価格以外にもお得なことがあることがわかりました。
まず、auからの乗り換えの場合、解除料や手数料がいずれも0円だということです。店頭だと事務手数料3000円が必要ですが、利用料金から相殺されることになるそうです。昔は最大15,000ほどかかりましたから、それを考えると、乗り換えやすくなりましたね。
それから、「くりこしプラン」となって、余ったデータを翌月にくりこせるようになってました。iPhoneを格安で購入するためには、「くりこしプランM(L)」で契約することになりますが、その分くりこしするデータ量も多くなるので、私の場合は、翌月に「くりこしプランS」にしても大丈夫みたいです。
それから、節約モードを利用するとデータ消費をゼロにすることもできるそうです。BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションにも興味があった私にとっては、ありがたいポイントです(その使い勝手についても記事にしてみたいと考えています)。
最後に、「UQでんきセット割」という割引が開始されたことがあります。この割引を使うと、1カ月税込990円〜で使用することができるようになります。
おまけとして、回線速度のこともお得なポイントとしてあげておきたいと思います。MVNOの回線速度を比較検証した記事をネットや雑誌で見ることがありますが、今のところUQ mobileは上位であることが多いみたいです。MVNOによっては、時間帯によって接続速度が極端に低下してしまう場合もあることを考えると、まだUQ mobileは安心して使えそうです。
結局、店頭でiPhone 11購入
迷いがでないうちにということで、翌日UQ mobileでiPhone 11を購入し、乗り換え手続きをしてきました。iPhone 5以降はケースに入れないで使ってきたのですが、今回は久々に純正シリコンケースも購入。大事に使おうと思います。
次は、eSIMを契約してデュアル SIMを試そうと考えています。今のところは、楽天モバイルにするつもりです・・・
私にとってのUQ mobileホームランポイント
まとめとして、私なりのUQ mobileホームランポイントを整理しておきたいと思います。
・iPhone 11の64GBモデルが安価で購入できる(eSIMのお試しができます)
・auからの乗り換え手数料/解除料が無料(auユーザーはお得にMNPできます)
・くりこしプランが便利(プランSとプランMの隔月契約で節約できます)
・節約モードがある(アプリ「UQ mobile ポータル」を使えば一瞬で切り替えができます)
・「UQでんき」または「auでんき」で利用料金が税込990円〜になる(他社MVNO並みの低い料金で利用できます)
・Pontaポイントが貯まる(auと同じようにポイントを利用することができます)