セレンディピティに恵まれるために

東洋経済新報社から発行された「IDEA HACK 2.0」を読んでいます。

IDEA HACKS!2.0
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小山 龍介 原尻 淳一
東洋経済新報社
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本書を手に取った理由は2つです。

  • 本書の「究極の目標は、スティーブ・ジョブズになること」と書かれていたこと
  • 「人間の価値は何を成し遂げたかではなく、何を贈ったかによって考量される」が心に留まったこと
読み進めていくと、セレンディピティのことが書かれてありました。


Wikipediaでは「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという『現象』ではなく、何かを発見をする『能力』を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のこと」と説明されています。


また、もともとは、イギリスの初代首相のロバート・ウォルポールの息子であるホラス・ウォルポールによる造語であることはよく知られています。

私個人としては、セレンディピティに恵まれる人とそうでない人の違いは大きなものではなくて、常になんらかの課題意識を持って生活しているかどうかの差なんじゃないかと思っていました。

でも、ずっとあることを考え続けているからといって、必ずそうした偶然の幸運に巡り会うとは限らないわけです。セレンディピティに恵まれるには、さらに別の要素があることが想像できます。

本書では茂木健一郎氏によるセレンディピティに関するツイートのことが紹介されていました。自分のためにも、ここに引用しておきたいと思います。


セレンディピティに恵まれるために大切な「3つのa」

・action(行動)
何もせずに待っているだけでは、偶然の幸運には恵まれない。どんな理由、目的でもいいから、とにかく行動しなければならない。 

・awareness(気付き)
大切なことが起きているのに、それに気付かなければ、せっかくの出会いを逃してしまう。気付きにおいて特に大切なのは、「周辺視野」である。今自分が注目し、向き合っているもの以外の、視野の端に見えているものにいかに気付くことができるか。 

・acceptance(受容)
出会ったものが、自分の今までの価値観、世界観と相容れないものであっても、それを拒絶してはならない。受け入れて、自分が変わらなければならない。

本書の著者である小山氏は、アイディアを生み出す際には直感に従うことが大切であると書かれています。近年、ビジネスマンの間でランニングやトライアスロンなどで体を動かしていくことの重要性が見直されてきているのも理解できるような気がしてきました。


スポーツをとおして身体感覚を鍛えていくことが、新たな発想を生み出す能力を高めていくことにつながるのかもしれません。